テーピング・サラシ実践法

痛みが『ない』場合のテーピング法手順

2018年6月20日(水)2024年1月31日(水)
足裏のバランスを整えると自然に全身のバランスも整ってきます。この「痛みのない」場合のテーピング法が、足裏の不安定に対する基本的なテーピング法です。

テープを貼る時の注意点

テープは必ず、その長さの2分の1だけを軽く引っ張り、残り半分は貼り付けるだけ、というのが原則です。

テープがきついと歩いている時や寝ている時に痛みが出てしまい、逆効果になります。テープを貼ってかえって痛く感じる場合は強すぎる証拠です。上手く貼ったテープは貼っていることを2~3分で忘れてしまうほどです。

テープを貼り方手順

1.踵テープ
台紙の中央部分をちぎります。踵から貼り始めますが、親指側のテープをやや短めに、小指側のテープをやや長めに取り、足底に向かって斜めに貼ります。このとき強く引っ張らないようにしてください。
2.親指テープ
切れ込みのない側を切れ目の付け根まで台紙をちぎり、踵テープに重ねて貼ります。真ん中のテープから親指を正常な位置に戻るように第一関節の側面まで引っ張りながら貼り付けます。次に、上側のテープも同じ要領で貼り付けます。

最後に、下側のテープを同じ要領で貼り付けていきますが、下側のテープのみ親指の第1関節まで貼ったら親指の上側を通して引っ張らないように貼り付けます。爪にはかからないようにします。
3.小指テープ
切れ込みのない側を切れ目の付け根まで台紙をちぎり、踵テープに重ねて貼ります。上側のテープから小指を正常な位置に戻すように起こしながら、小指の側面を通りながら下側から上に巻き付けます。指先を引っ張り過ぎないようにして下さい。

下側のテープも同じ要領で、小指の付け根で交差させ、小指の上側から下を通して貼り付けます。爪にはかからないようにします。
4.足裏横テープ
台紙の中央部分をちぎります。台形の短い辺の部分を指の付け根に合わせて貼り、横アーチを作るように足裏の指の付け根中央部を押し上げながら、親指側のテープを足の側面まで軽く引っ張って貼り付けます。

甲側は決して引っ張らずに貼り付けます。小指側も同じ要領で貼り、貼り終わりは重ね合わせます。
5.基本テープ1
台紙の半分をちぎります。ちぎった側を親指側にして、左右半分になるよう中央に貼ります。

親指側から貼りますが、甲面は引っ張らず、親指の付け根を押し込むように足裏に向かって軽く引っ張りながら貼り付けます。小指側も同様に、甲面は引っ張らず、足裏を軽く引っ張りながら貼り付けます。
6.基本テープ2
台紙の半分をちぎります。ちぎった側を小指側にして、基本テープ1に3/1程重ねて貼り始めます。

小指側から貼りますが、甲面は引っ張らず、足裏に向かって軽く引っ張り、巻き終わりは貼り始めの部分と重ね合わせて完成です。
カテゴリ:テーピング・サラシ実践法

 

トップへ