サラシ包帯によるひざ関節の固定は、これを十分発揮できるための環境条件を整えるということなのです。
固定の意義
- 膝(ひざ)の安静を保つことで炎症を取り除き、疼痛をやわらげることができます。
- 固定により、負担度より安静度が上回ると、出っ張った骨は吸収され、足りないところは骨が再生されるという修復作用「過剰仮骨の吸収と付加骨の添加」が起こり、最大限に自然治癒力が発揮されます。
- O脚などが改善できるため、歩行時の膝(ひざ)関節の安定性や適合性を高めることができます。
受付時間9:00~18:00
定休日:日曜・祝祭日
ご予約はお電話で承っております045-861-8558お問い合わせフォームへ
※筒状のサポーターを使用する場合は、できるだけ締め付けの少ない、ゴムの弱いものを使用する。
※専用サポーターを使用する場合は、オープンタイプで太さを調節できるので、自分のひざの太さに合わせてしっかり留めてください。
サラシ包帯が面倒と感じる人は、「専用サポーターとサラシ包帯の併用」をオススメします。サラシ包帯を1本の3分の1量だけを巻き、その上から専用ニーロックサポーターを装着するのです。
サラシ包帯固定が何より一番の固定力があり確実ですが、どうしても上手く巻けない方や時間のない方は、サラシ少量と専用サポーターの併用方もひとつの方法です。
また、「歩き始めに痛い」「立ち上がる時痛む」など、比較的軽い痛みに対しては専用サポーターだけでも大丈夫です
固定して筋力が落ちたりしませんか?
サラシ包帯固定ではひざを45度に曲げた状態で巻くため、ひざの可動域が充分に確保されています。動けないように固定するわけではないため、筋力が落ちることはありません。
固定による多少の運動制限がある状態で日常生活をすることによって、筋力は逆に鍛えられることになります。
いつ巻けばいいですか?
基本は「昼間巻いて、夜外す」です。朝起きたらサラシ包帯を巻き、夜お風呂に入るときには外してそのまま寝て、朝起きたら再び巻くを繰り返します。
初めて巻いた時や痛みが酷い時は、最初の3日間だけは夜も巻くようにすると良いです。
巻いた直後にズキンズキンと痛みがあったんだけど大丈夫ですか?
ひざサラシ包帯固定は巻き終わった直後からズキンズキンと脈を打つ痛みがありますが、4~5分で消えるので問題ありません。
逆に、この脈打つような痛みがない場合は固定が足りず、しっかり負けていないと考えてください。
どのくらいの期間固定していればいいのですか?
ほとんどの場合、サラシ包帯固定を3週間続ければ痛みは半減します。残りの半分は、残りの半分は痛みをこじらせた期間の約5分の1の期間が目安です。“こじらせた”とは、しっかりとした固定をせずに治療していた期間のことです。
ただし痛みが変わらなかったり、残りの半分が消えないなどの場合は巻き方に不備がある可能性があります。殆どの場合は以下のどれかの要因が当てはまるので、確認してみてください。
トップへ