バーガーショップやコンビニなど、立ち仕事を始めてから、「夕方になると甲が腫れて痛むようになった」という相談を受けることがあります。
この症状の原因として「中足骨の疲労骨折」が考えられます。長時間立ちっぱなしの立ち仕事は足の疲れが溜まりやすい、負担の大きい仕事です。
また、同じ原因と思われる症状には、歩きすぎると足の先に腫れと痛みが出る、午前中は痛くないが夕方になると再び腫れと痛みが出る、安静にしていると楽になる、といったものがあります。立ち仕事でなくても、このような症状がある人は中足骨骨頭部の疲労骨折を一度は疑ってみたほうが良いです。
しかし同じ立ち仕事をしていても、このような足の痛みが起こる人と起こらない人がいます。
その差が起こる一番の原因は、その人の足の状態にあります。正しいバランスの取れた健康な足の人は、同じように立ち仕事をしていても、足の痛みに悩まされる可能性はぐんと小さくなるのです。
足の痛み
立ち仕事に多い、夕方から起こる足の痛みの解決法
2019年5月24日(金)2024年1月23日(火)
どんな異常があると足の痛みが起こりやすいのか
これは、親指の力不足が原因です。どの足指にも言えることですが、身体に負担のかからない正しい歩行をするには、しっかりと指を地面につけて歩く踏ん張り力が必要になります。
しかしこの踏ん張り力が衰えていると、足裏が不安定になり、様々なトラブルが起こりやすくなるのです。
親指が力不足になっている場合、歩く時に親指が小指側に押されてしまい、中足骨に圧迫が繰り返されます。小指側に押された親指が力点となり、その付け根が支点となり、両者の先にある中足骨が作用点となって、てこの原理でより大きな力が繰り返され、疲労骨折に繋がります。
圧迫を繰り返されることによって、針金を何回も曲げると切れてしまうような状態が、中足骨に起こってしまうのです。
しかしこの踏ん張り力が衰えていると、足裏が不安定になり、様々なトラブルが起こりやすくなるのです。
親指が力不足になっている場合、歩く時に親指が小指側に押されてしまい、中足骨に圧迫が繰り返されます。小指側に押された親指が力点となり、その付け根が支点となり、両者の先にある中足骨が作用点となって、てこの原理でより大きな力が繰り返され、疲労骨折に繋がります。
圧迫を繰り返されることによって、針金を何回も曲げると切れてしまうような状態が、中足骨に起こってしまうのです。
判断と解決方法
まずは、専門医にかかってしっかりと診断してもらうのが一番です。ただ、この部位の疲労骨折はX線に映りにくく見逃されがちになるので、指で押して痛む一点を必ず確認してください。
痛む場所や症状をきちんと伝えることで、より正確な診断をしてもらうことができます。
基本的には包帯をしっかり巻いておけば2週間ほどで治りますが、医師や専門の医療機関の指示に従って、正しい治療を受けるようにしてください。
ただし、親指の力不足を回復しなければ、せっかく安静にして傷を治しても、立ち仕事を続けているうちに再び同じ症状に悩まされてしまいます。疲労骨折が完治したあとは、再発を防ぐためにもしっかりと鍛えるようにしてください。
痛む場所や症状をきちんと伝えることで、より正確な診断をしてもらうことができます。
基本的には包帯をしっかり巻いておけば2週間ほどで治りますが、医師や専門の医療機関の指示に従って、正しい治療を受けるようにしてください。
ただし、親指の力不足を回復しなければ、せっかく安静にして傷を治しても、立ち仕事を続けているうちに再び同じ症状に悩まされてしまいます。疲労骨折が完治したあとは、再発を防ぐためにもしっかりと鍛えるようにしてください。
親指を鍛えるには?
ここでは、道具いらずで簡単にできる「グーパーリハビリ運動」をご紹介します。このストレッチは、手を使って足の親指を中心に動かすのが特徴です。
足裏の機能が低下していると足だけで動かそうとしても、踏ん張るために必要な運動領域まで動かすことが出来ず指先だけの動作となって効果が得られないため、手を使ってしっかりと動かすようにしています。
グーパーリハビリ運動の詳細なやり方はこのリンク先で解説しています。