ひざの痛み

ひざの裏側の痛みの原因と対処法

2020年5月29日(金)2024年1月31日(水)

ひざの裏側の痛みの原因は、ひざの裏側が反りすぎて筋肉や靭帯が引っ張られ、炎症を起こしているからです。

ひざが反りすぎないよう、意識的に軽く曲げることで痛みを減らしていくことができます。

なぜひざが反りすぎてしまうのか、その原因からお話します。

ひざが痛い女性のイラスト

ひざの裏側の反りを悪化させる指上げ歩き

ひざの裏側が反る原因は複数考えられますが、ひざが反っている人たちのほとんどに、指を上げて歩く癖が見られます。

指上げ歩きをしていると重心がかかとに片寄り、バランスを取ろうとして体は自然と膝の裏側を反らしてしまいます。

また、反りすぎの傾向にあるひざの人が指上げ歩きをしてしまうと、さらに膝の反りすぎを悪化させてしまいます。

膝の裏側が反りすぎていると、膝の裏側にある筋肉や靭帯が持続的に引っ張られて負担がかかります。その結果、炎症を引き起こし、痛みを誘発させてしまうのです。

膝の痛みを緩和する方法

ひざの裏側が持続的に伸ばされ続けているのが痛みの原因なのですから、逆に膝を少し曲げた状態で立つようにするのが良いです。

ほんの少し膝を曲げて立つ癖をつけるだけで、軽症の人であれば2~3週間で痛みがなくなることが多いです。

ただし、3週間過ぎても痛みが変わらないようであれば、もっとしっかりとした対処を考えるようにしてください。

おすすめなのは、サラシを巻いて患部を安静固定させることです。しっかりとサラシで固定することで、適度に曲げた状態を維持することができます。

指上げ歩きによる重心の片寄りには、足指を使って踏ん張れるようにする対処が良いです。簡単なところでは足裏のバランスを整える免震インソールを靴に入れたり、3本指テーピング靴下を履くといった方法があります。

もっとしっかり改善させていくのであれば、カサハラ式足裏バランステーピング法がおすすめです。

また、改善後の再発予防には、左右のどちらかに片寄って体重をかけることのないよう、左右交互に体重をかけることを習慣づけておくと良いです。
カテゴリ:ひざの痛み

 

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