健康に長生きするためには免疫力の向上が必須です。免疫力が下がると風邪などの病にかかりやすくなったり、アレルギー体質になりやすくなってしまいます。また、免疫力が低下している人は体温が低い、下痢や便秘になりやすいなどの症状を持っていることが多いです。
このような免疫力の低下は、不規則な食事や睡眠不足、運動不足などが原因となります。つまり、生活習慣を整え、体温を上げる努力をすることで、免疫力の向上を期待することができるのです。
しかし食事や睡眠時間、運動といった生活習慣はともかく、体温を上げる方法をぱっと思いつける人は少ないです。
ここでいう体温とは深部体温と呼ばれる体の奥深くの体温のことであり、入浴などによる一時的な体温の上昇では大きな効果は期待できません。
つまり免疫力を上げるには、平熱を上げる必要があります。人間は36.2~36.5℃くらいが一番健康的でいられる理想的な状態だと言われています。体調によって日々の体温は前後しますが、平熱が35℃台の人は下痢や便秘、自律神経失調症状などが出やすくなるので要注意です。
継続的に体温を上げるにはどうすればいいのか
先ほど、入浴では大きな効果は期待できないと言いました。しかし、入浴や整体、カイロプラクティックなどを行うことで血液の循環が良くなるので、決して無意味ではありません。
ここで必要になるのは、良くなった血行をしっかり維持することです。血行不良には様々な要因がありますが、体の歪みも原因のひとつです。
整体や姿勢矯正、カイロプラクティックは一時的に身体の歪みを整える効果がありますが、体が歪んでしまった根本原因に対処しなければ、1日で元に戻ってしまいます。
しかし、足裏のバランスをしっかりと整えていれば、整体やカイロプラクティックなどで得た効果は数倍長持ちします。また、足裏のバランスが整えば、血行が良くなり、平熱を適切な温度に近づけることができます。
身体が歪んでしまう原因とは?
姿勢の悪さやO脚など様々な要因がありますが、突き詰めればその原因は、足裏の不安定に集約されます。足裏は人間の身体を支える土台といえる部位です。
特に現代人は、裸足で歩く機会の減少により足裏への刺激が不足していたり、合わない靴で歩くことで足に負担をかけてしまい、足裏の土台としての機能を衰えさせてしまっている人が多いです。
普通に生活しているつもりでも、土台が不安定になっていると、無自覚なまま体に大きな負担がかかってしまいます。
積木を想像してもらうとわかりやすいですが、積木の1段目が安定していればその上も安定して積むことができますが、1段目が不安定だとバランスを取るために積み方がガタガタになってしまいます。
これを骨に置き換えて考えると、足の不安定が背骨や首の骨の歪みに繋がるということがよくわかります。
身体の歪みを解消して、免疫力アップを目指そう!
最も簡単なのは、専用のテーピング靴下を購入して、日常的に履いて過ごすことです。足裏のバランスを整えるためのテーピングをするのと同等の機能が組み込まれた靴下を続けて履くことで、足裏の不安定を解消することができます。
足裏の不安定が解消されれば自然と正しい歩行が促され、足の機能が回復し、しっかりと踏ん張って歩く力がついて、身体の歪みも解消していくことができます。
時間のある時に
グーパーリハビリ運動を行うのも効果的です。片足5分ずつ、1日10分程度でできます。また、お風呂に入りながら行うとより効果的なので、入浴時に習慣づけてしまうのがお勧めです。