外反母趾は男性と女性を比べると女性に多いとされている症状です。実際、外反母趾に悩んで相談に来られるのも女性が圧倒的に多いです。
女性と男性では体の作りが違うため、特定の症状や病のかかりやすさに違いが出てきますが、外反母趾の場合もこの体の作りの違いに原因があります。
外反母趾の痛み
外反母趾が女性に多い理由とは
2019年11月28日(木)2024年1月23日(火)
女性と男性では筋肉が違う
足に異常が起こる原因として、女性に履く機会が多い足先の細いパンプスや負担のかかりやすいハイヒールなどがあります。
こちらも原因のひとつとして数えることはできますが、最も大きな要因は、女性と男性の筋肉の差にあります。
地球には重力があり、地球で暮らす限り人間は常に重力による負担を受けています。しかしその負担に耐えるための筋肉が、女性と男性では女性のほうがわずかに少なく、そのために女性のほうがより多く重力の負担を受けてしまうのです。
こちらも原因のひとつとして数えることはできますが、最も大きな要因は、女性と男性の筋肉の差にあります。
地球には重力があり、地球で暮らす限り人間は常に重力による負担を受けています。しかしその負担に耐えるための筋肉が、女性と男性では女性のほうがわずかに少なく、そのために女性のほうがより多く重力の負担を受けてしまうのです。
これには女性が持つ生物的な役割である出産が大きく関わってきます。お産をスムーズにするために、筋力が弱く、関節は浅くなっているのです。
女性に外反母趾が多い理由は、パンプスや先の細い靴にあるのではなく、重力の負担に足裏の筋肉が負けてしまい、骨にまでその影響が及ぼされてしまうことにあります。
生まれた時から重力の中で過ごしているので、毎日の生活の中で重力の負担を自覚するのは難しいことですが、重力による負担は間違いなく存在していて、親指の力不足や足裏の発達不足によるアンバランスがあると時間とともに負担が増幅され、次第にその威力と共に変形が増していくのです。
女性ホルモン(エストロゲン)と外反母趾の関係性
女性の中でも外反母趾になる人とならない人がいます。筋肉が弱いことは外反母趾になりやすい理由ではありますが、特に40歳以降の女性では手の第一関節が大きく変形する「ヘバーデン結節」も関係しています。
女性ホルモン(エストロゲン)の受容体に抗原体質の因子が反応し、炎症を起こして関節内の軟骨の変形・摩耗・破壊を繰り返し、次第にひどい外反母趾へと進行していってしまうのです。
また、子供や男性にも女性ホルモンはあるため、その影響により一割くらいに著しい外反母趾が見られます。
女性ホルモン(エストロゲン)の受容体に抗原体質の因子が反応し、炎症を起こして関節内の軟骨の変形・摩耗・破壊を繰り返し、次第にひどい外反母趾へと進行していってしまうのです。
また、子供や男性にも女性ホルモンはあるため、その影響により一割くらいに著しい外反母趾が見られます。
女性は外反母趾になりやすい生物的特徴がありますが、まず足裏に関心を持ち、足裏のバランスを整えることを意識して行動すれば、外反母趾を予防することは充分に可能です。
すでに発症してしまっている人でも、足裏のバランスを整えて正しい歩行を促すことで、症状を改善していくことができますので、しっかりと知識を得て正しい歩行を実践していくことが大切です。